リスク管理が生命線!100%勝てるEAは存在しません!

初心者

100%勝てるEAは存在しない

まず大前提として、すべてのEAにおいて、100%勝てるものは存在しません。

ここで言う「100%勝てる」とは、「EAを一切停止させずに稼働し続けたとしても、未来永劫1度もロスカットが起きない」という意味です。

ですので、重要指標があるときや年末年始は、ロットを下げたり稼働停止したりなどしてリスク管理が推奨されています。

しかし、そうやってリスク管理をしていても、1年に何回かはロスカットが避けられない相場になることがあります。(個人的な体感では1年に1〜3回くらい)

損切りができるのであれば、ロスカットは避けられるかもしれませんが、損切りするかどうか判断するのは非常に難しいです。

それに、人間の脳は損失を避けたいと本能が働くので、損切りを先延ばしにしてしまい、その結果ロスカットになることがほとんどです。

何を隠そう、僕自身がそうでした。

ロスカットにあったときは苦痛でたまらなく、「EAなんてもうやめちまおう!」と何度も思いました。

しかし、これから紹介する資金管理の方法を覚えたことで、不思議と負けなくなったのです。

ですので、EAで勝ち続けたい方は、ここから先をじっくりとお読みください。

単利で運用する

EAには、資金に応じて推奨ロットが設定されています。

例えば、「資金10万円なら0.04、資金20万円なら0.08」といった具合です。

最初に資金10万円ロット0.04でスタートし、利益が貯まって20万円になったとします。

ここでロットを0.08に上げたくなるかもしれませんが、上げてはいけません。

なぜなら、先ほどもお伝えしたように、ロスカットを避けられない相場が来るかもしれないからです。

 

もし、ロットを上げてロスカットにあったとしましょう。

すると、20万円の損失になります。

コツコツと貯めてきた利益が、1度のロスカットでドカンと失われます。

運用資金もなくなるので復活ができません。

 

しかし、単利で運用していた場合はどうでしょうか。

利益の10万円は出金し、EAは資金10万円のまま運用するので、ロスカットにあっても10万円の損失です。

出金した10万円を再度入金してEAを動かせば、復活できます。

 

ではここでシミュレーションしてみましょう。

平均月利80%のEAを資金10万円で運用、年間3回のロスカットにあうとします。

1月 +8万
2月 +8万
3月 +8万
4月 -10万
5月 +8万
6月 +8万
7月 +8万
8月 -10万
9月 +8万
10月 +8万
11月 +8万
12月 -10万

合計 +42万

このように、ロスカットにあったとしても年間ではプラスで終われます。

「FXで勝つ」とは、「退場しないこと、稼ぎ続けること」です。

目の前の1戦1戦の負けは、負けではありません。

トータルでプラスになっていればいいのです。

もちろん、上記は皮算用なので、都合よくこうなるとは限りません。

初月でいきなりロスカットを食らうかもしれませんし、2ヶ月連続でロスカットを食らうかもしれません。

その時は手持ち資金で一時的に補填するしかありませんが、長期でみれば勝てます。

また、重要指標のときは停止するなどのリスク管理をしていれば、ロスカットにあう回数も減らせるでしょう。

1回でもロスカットを減らすことができれば、その分、利益は大きくなります。

利益はこまめに出金しましょう

1ヶ月ごとでも1週間ごとでも毎日でもいいのですが、利益が出たらこまめに出金しておきましょう。

口座にお金を入れておくということは、その資金すべてが戦場にさらされているのと同じです。

EAは入金した証拠金をフルに使ってトレードします。

例えば、10万円入金したら10万円すべてを使うイメージです。

ですので、利益が出たらそのまま放置せず、こまめに出金し、常に10万円で運用することをおすすめします。

10万円からスタートして1万円利益が出たら、その1万円を出金して、常に10万円のみを戦場にさらすように調整しておきましょう。

XMまたはIS6FXで出金する際の注意点

こまめに出金と言っても、少額を出金するのは手間もかかりますし、手数料がかさむこともあります。

そこで、口座間の資金移動をおすすめします。

XMTrading、またはIS6FXの証券会社をお使いの場合、管理画面から簡単に資金を別口座に移動させることができます。

なので、利益を確保しておく用の追加口座を開設し、そこに利益を移動させて貯めていきましょう。

これなら手数料もかからず簡単に管理することができます。

ちなみに、口座間で資金移動すると、その割合に応じてクレジットボーナスも移動します。

 

【例】

口座Aの残高10万円、クレジットボーナス5万円

口座Bに5万円移動

口座Aの残高5万円、クレジットボーナス2万5,000円
口座Bの残高5万円、クレジットボーナス2万5,000円

口座Bから5万円出金

口座Aの残高5万円、クレジットボーナス2万5,000円
口座Bの残高0円、クレジットボーナス0円

 

ロスカットを恐れない

上述したように、ロスカットを想定して運用していれば、必要以上にロスカットを恐れることはなくなります。

FXで勝つためには、損失の恐怖に打ち勝たなければなりません。

単利運用することで、メンタルを保つことができます。

さらにはロスカット前の損切りも上手にできるようになるでしょう。

裁量の知識が必要になるかもしれませんが、自分で損切りができれば損失も減らせます。

僕は裁量に自信はないので、EAに任せっぱなしです。

EAに任せっぱなしなので、「損切り=ロスカット」にしています。

これがとても大事なことで、損失を受け入れるといいますか、損失をなんとも思わなくなると、FXは勝てるようになります。

ロスカットの度に大きな精神的ダメージを受けていると、なかなか次に進むことができないので、こういうものなんだと涼しい顔して受け流しましょう。

ロスカットにあっても勝てるのです。

損失も織り込んで運用していきましょう。

ロットを下げてもいけない

先ほど、利益が出てもすぐにはロットを上げるなと言いましたが、逆にロットを下げてもいけません。

例えば、資金20万円で運用していてロスカットにあい、ビビって次からの稼働資金を10万円にしてロットも下げてしまうのはよくありません。

なぜなら、ロットを下げるとそれだけ損失の回収が遅くなるからです。

ですから、最初から復活を見越した運用資金で稼働させましょう。

例えば手元に20万円あるなら、20万円一気に使うのではなく、10万円だけ運用して、残りの10万円は予備でとっておくのです。

とにかく10万円で動かし続けることを意識するわけです。

そうすれば、ロスカットにあってもロットを下げる必要がないので、すぐに損失を回収できます。

これが単利運用の大きなメリットです。

ただ、ロスカットにあったばかりの相場は荒れている可能性があるので、しばらくは様子見のためにEAを停止させておく方が無難かもしれません。

頃合いを見て再稼働させましょう。

どのタイミングでロットを上げるか?

では、利益がどれくらい貯まったらロットを上げると良いでしょうか。

ひとつの目安としては、必要資金の2倍の利益が貯まったときです。

例えば、20万円で運用したいと考えているなら、40万円の利益が貯まってからロットを上げると良いでしょう。

そうすれば、仮に20万円でロスカットにあっても、残りの20万円で復活できます。

とにかく単利で運用できる状態を維持することが大切です。

海外口座だからなせる技

このロスカット手法ですが、やるなら海外口座でないと危険です。

なぜなら、国内口座の場合、追証があるからです。

追証とは、証拠金不足に陥った場合に追加で入金しなければならない制度のことです。

そのため、相場の急変動で口座残高がマイナスになった場合、予期せぬお金を払わなければならないのです。

FXで借金をしてしまうという話は、追証が大きな要因のひとつでしょう。

怖いですよね。

しかし、海外口座なら追証はありません。

入金額以上にお金を求められることはないので、安心してロスカットにかかれます。

ここが海外口座の大きなメリットだと思います。

ロットを落としてロスカットを防ぐ手も

ロスカットの回数を減らすひとつの方法として、推奨よりも小さいロットで運用するという手があります。

例えば、資金10万円の推奨ロットに対して、30万円用意しておくといった形です。

そうすると、通常の3倍の値動きに耐えられるので、資金10万円だとロスカットにあう場面でも、回避できることが多々あります。

また、精神的な余裕もできるので、推奨資金よりも多めに用意するのは非常におすすめです。

僕も基本的には余裕を持ってロットを設定するようにしています。

しかしこれにもデメリットはあって、値動きが大きすぎて耐えられなくなると、資金を余計に3倍溶かす可能性もありえます。

自分がストレスを感じない資金量に調節するといいですね。

あえて重要指標でも稼働する

ロスカットを恐れなくなれば、リスクを取れるようになります。

あえて重要指標のときも停止させずに稼働し続けることで、ハイリターンを狙いにいくのです。

もちろん、ロスカットになる可能性もあります。

しかし、そういうものだと受け入れているので、ロスカットが起こっても、淡々と再入金して再スタートできます。

これでメンタルがやられる場合は、無理して稼働させず、停止させた方がいいですね。あまりおすすめはしません。

勝つトレーダーは資金管理を最も大切にしている

勝っているトレーダーに、FXで一番大切なことは何か尋ねると、口を揃えて「資金管理」と答えます。

しかし、多くの人は「勝つこと」しか考えていません。

負けることを考えていないのです。

ですが、100%勝てるトレーダーやEAなんてこの世に存在しません。(いや、もしかしたらいるかも?でも表には出てこないでしょう。)

EAは稼働したらすぐに利益を出すので、少し勝ちが続くと気が大きくなって大事な財産まで投入してしまう人もいます。

そういうときほど負けてしまうんですよね・・・

今月の相場は、先月の相場と同じではありません。

来月の相場は、今月の相場と同じではありません。

自分の都合で考えず、相場に自分を合わせることが大切です。

一発逆転を狙ったり、過剰な利益を求めたりすると必ず破産します。

このたった1回の損失で退場してしまう人が後を絶ちません。

だからこそ、損失を出しても復活するための資金管理が重要なのです。

勝率100%を目指すより、資金管理をマスターする方がはるかに簡単です。

ロスカットを味方にすることができれば、爆益を手にできるでしょう。

よっぽど粗悪なEAじゃない限り、資金管理さえできていればどんなEAを使っても生き残れます。

資金管理、そして、損失を受け入れる余裕のあるメンタル、これらを大事にして日々の運用に努めていただけたら幸いです。

 

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